スタッドレスタイヤ、いわゆるスタッド(鋲)が無いタイヤ。滑らないタイヤという意味ではありません。昔はスパイクタイヤというタイヤから鉄の鋲がいくつも飛び出ているモノが一般的でしたが、粉塵の問題で現在は使用禁止に。今やゴムだけの力で雪や氷と戦わなければなりません。世知辛い世の中です。
車を持ち上げる前にホイルナットを緩める
まずはテンションが掛かっている状態でナットをある程度緩めます。
持ち上げてから緩めようとすると空転したり、車が揺れて落ちてきたりと危険です。
ボクは最初の固いナットを緩めるために、ブレーカーバーと呼ばれる工具を使います。
十字レンチと違い、柄が長い(60センチくらいある)ので簡単に緩ませることができます。
じつはこのブレーカーバーは伸縮式で、短くも出来ます。
タイヤ交換以外に使う時は長さを調節して使えます。これは一段階短くした状態。
さらにもう一段短くした状態。これが一番短いです。収納もラクラク。
先端は差し替えが出来ますので、ナットのサイズに合ったソケットを取り付けて使います。
ボクは車用に19ミリと21ミリを用意しています。
ブルーポイントというスナップオンの安いブランドのヤツです。
↓コレです。
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車を持ち上げる
車にもジャッキは付いてますが、アレだととても時間がかかるし体力も使います。
ボクはあくまで緊急用として普段は使いません。
そこで活躍するのが、このシザーズジャッキと呼ばれる油圧式のパンタグラフジャッキです。
棒を差し込んで上下にコキコキするだけで車が簡単に持ち上がります。
ボクの持っているのはカヤバ製ですが今は廃盤です。同じタイプがマサダから出ています。
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ナットを外す
あらかじめブレーカーバーで緩めてあるので、十字レンチでくるくるっと回せばナットは外れます。
でもボクはめんどくさいので手持ちの充電インパクトで回してさらさらっと外してしまいます。
一度緩んでいるナットなら普通のインパクトでも充電ドライバーでも十分。
ホイルナット専用のインパクトがあれば固く閉まった状態からでも外せるらしいが、ボクには必要ない。
コレは4モードに切替が出来るタイプで、ホイルナットを緩めたり締めたりする時はインパクトモードに。
ビットタイプのソケットを使います。あくまで緩んだナットの取り外し、取り付けが目的です。
高いけどバッテリーは2個付いているモノが良い。
同じモノなのに安い時は充電器とバッテリーが別売りだったりするので注意。
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適正なトルクでナットを締める
十字レンチの場合は両手でぐいっと力を入れるくらいでOKですが、できれば適正トルクで締めたいところ。
ボクは見た目は十字レンチでもトルクレンチタイプのモノを使っています。
なんか異様な感じがしますが、トルクレンチです。
両手でぐいっとやって、赤い針のメモリがトルク値のところに来るまで回すだけなので楽です。
実はこれ1本でもナットの取り付け取り外しができます。
拡大するとこんな感じ。90が軽自動車で、105が普通自動車だと思いますが適当に締めてます。
これも先端はソケット式なので、ブレーカーバーのモノをそのまま使うことができます。
ボクは付け替えるのがめんどくさいので別々に取り付けてますが。
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空気圧の管理
めんどくさいけど空気圧は重要。
パンクや片減りの原因になり、燃費にも影響しますので注意が必要です。
ゴツいですがメーターは正確で、空気も測りやすいアサヒゲージです。
本来コンプレッサーに繋げて使うモノですが、ボクは持ってないので空気圧を測るためだけに使ってます。
空気入れがコレ。ミシュラン製(廃盤)で足踏み式ではイイモノですが、4本で800回くらい踏みますので疲れます…。
やはりコンプレッサーを繋いで使うのが正解。いつかは買おうと思ってます。
ボクのは限定カラーのゴールドですが、今入手できるタイプはコレです。
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その他
今回は使いませんでしたが、他にも常備している工具です。
ホイルカバー外しとムシ回しです。ソケットはソケットレールに差して保管しています。
いずれもKTCという工具メーカーのモノを使っています。
まとめ
タイヤ交換なんて車載工具だけでも十分可能ですが、専用の工具を使う事によって交換時間の短縮ができます。
ボクはいかに楽して交換できるかをポイントに工具を選びましたので、他の方とは違うかもしれません。
やはり一番大変なのは空気入れなので、いつかコンプレッサーを買おうと思います。
よく考えたら、使うモノが多すぎて全然ミニマリストっぽくないですね。
これがモノがあふれるシンプルライフの極意です。
おまけ
タイヤ交換中に差し入れが届きました。
ネギと漬物です。
さすが田舎暮らし!という感じですねぇ。ごっつぁんです。